平成の幕閉め 〜1年の振り返り〜
今年も早12月末となり、
平成最後の年明けという素晴らしいタイミングで、A型インフルエンザにかかった私は、床に伏せながら一年の振り返りをすることを決めました。
思えば今年はイベントだらけの1年でした。
今年は、1年を表す漢字として「災」が選ばれましたが、私にとってもある意味「災」な年だったかもしれません。
年始早々、母の持病悪化が見つかり、のちに緊急入院となって、情報集めのために患者会や講演会に飛び回る日々…
ようやくほんの少し落ち着きを取り戻し始めたかと思うと、祖父に進行癌が見つかり入院からの手術、経過観察と気が抜けない日々が続き…
秋の終わりが見えてきた頃、父が意識を失って倒れ、家族は一時プチパニック状態に。
私自身で言えば、夏前に初期の肺炎を起こし、しまいには年末インフルエンザにかかるという始末…。
今振り返れば、1年間の出来事だったとは到底思えないほど、盛りだくさんな年でした。。。
最中は、1つ1つの出来事についていくのに必死でした。
患者会の皆さんには、病気の性質上、今の時代においてもなかなか有効な情報が得にくい状況の中、家族共々救われました。
少しずつ恩返しをさせていただけたらと思っています。
でも、そんな1年はもう今年でおしまい。
来年からは、運が上向いてくることと信じています。
だって、こんなに1年に密集していたってことは、もうそれしかないでしょう。笑
これから少子高齢化がますます進んでいくにつれて、
私たち若者世代は、介護、育児、仕事、という3つの両立を余儀なくされることと思います。
個人的には、育児の要素がなかっただけでも、救われた、と思いましたが、これからやってくる人生に備えて、心身ともに、さらにタフに、鍛えていかないと、と思いました!!
まずは今年出来ていなかった、基礎体力づくりから頑張ります!
保健師として働く上でも大切ですね、、、笑
それではみなさん、良いお年を!!✨
地方公務員の保健師として働いていた頃
最近、駆け抜けるように毎日が過ぎていて、困っています。笑
気温の変化が激しいですが、体調には気をつけて過ごしましょう!特に、最近運動してない私。笑
今回は、健康保険組合で仕事をする前に、地方公務員として働いていたときに学んだことを書いてみようと思います。(少し抽象的な話になります。)
私は、以前、「母子保健」を専門とする保健師として、小学校に行く前のお子さんをもつご家庭を対象に、乳幼児健診や家庭訪問、親子で参加してもらう教室などをしていました。
保健師が公務員として働く場合、所属する行政によって、業務の担当の分けかたは様々です。
例えば、
母子保健(子ども関係の健康)、成人保健(大人の健康)、など業務で担当を分けたり、
〇〇地区を担当、など地区ごとに担当を分けたりしています。
私が以前働いていた所は業務で担当を分けていたので、私は「母子保健」の部署にいました。
ここでの経験は、今までの人生の中で(といってもまだ短いですが)、初めてのことばかりで、毎日が学びそのものでした。
子どもは可愛い、子どもが好き、子供に癒される、そんな単純な言葉では言い表せないくらいの子どもの奥深さを知りました。
色んな人の色んな愛の形を知りました。
何より、家族、地域、そのさらに周りの人たち、本当に数多くの人によって私自身の生活が支えられてきたか、目に見えないものの本当の大切さを、私はもしかしたらここで初めて知ったのかもしれません。
子どもは年齢が低いほど、家庭状況や周辺地域の養育環境などの影響を受けやすいというのは事実です。
ただ、その一方でどんな子にも、その影響さえはねのけ、自ら自分の道を切り開いていくことができる、大きな可能性を持っています。
そしてそれは、子どもだけでなく、大人についても同じことです。
人生、上手くいくことばかりではありません。
綺麗事では済まないことばかりが、自分の身に降りかかっていると感じることもきっと数多くあります。
孤独な時もあります。むしろ一人だと感じることばかりかもしれません。
でも、そんな時は、ふさぎこまないで、決して諦めないで、助けを求め続けてください。
それでもダメなら、助けを求めるとき、ただ助けてくださいと言うのではなく、自分が相手に提供できるものを見つけてください。
人に助けを求めるとき、自分の強みが、自分にしかない経験が、きっと自分を助けます。
お金がなくても、愛が何かが分からなくても、自分に自信が持てなくても、それでも生きてきた、その自分の軌跡が、何よりの強みになると思います。
それだけ、生きているということは、価値があるものだと思います。
生きていれば、良いことがありますか。
生きていて良かったと、いつか思えるようになりますか。
私には、その答えが、まだはっきりとは、分かりません。
周りの人を敵対視しないで、甘い言葉に振り回されないで、そのうち、生きていて良かったと思えるように。
人間の可能性は確かに無限大ですが、その可能性が十分に発揮されるかどうかは、これからの世の中を作っていく私たち一人一人の責任です。(もちろん私自身も…)
社会が良くならなければ、自分の人生も良くなりません。
もちろん、自分の子どもの人生も、家族の人生も、良くなりません。
出来るだけの多くの人が至るところで社会を良くしようと、考えを変えて、自分を変えて、努力し続けるしかないのかもしれません。
抽象的な話ばかりでつい長くなりましたが、
こんな抽象的なことが、母子保健での経験を経て、私が学んだことだと思っています。
人の様々な生き方のかたちを知り、人は、周りが見れなくなった時いかに無力であるか、人との繋がりを感じた時いかに強くなれるか、ということを実感として学ぶことができました。
ここに書くのは少し先の話になるかもしれないですが、いつか、具体的なエピソードも交えて母子保健での経験をお伝えできたらと思います。
日々、心がけたいこと
暑い日が続いていますね☀️
いつか防護服なしでは外に出られないような日がやってくるんじゃないかとか、くだらない妄想をしてしまいます笑
ご無沙汰な2ヶ月ぶりの投稿です。
ところで、夢や希望を忘れず毎日を大切に生きるのは大切なことだと分かっていても、ふと忘れちゃうこと、ありませんか?
日々なんやかんやと過ごしているうちに、ふと思い出して、また少し動いて。
保健師の認知度を上げたいという想いを抱き始めてから、あっという間に時は過ぎ…
少しづつ少しづつ、水面下で動いてはいるけれど、形になるにはまだまだ時間がかかりそうです…。
でも、ゆっくりでも、のろまでも、今の私に出来ることをやっていきたいと思っています。
最近、母子保健の仕事をしていた頃のことを思い出しながら自分なりに伝えたいことをまとめてみる、という作業をしています。
そんな振り返りをしていると、短い経歴ながら、保健師としての前に人として、本当に多くのことを学ばせてもらったなぁと、改めて感じます。
近々、このブログでも、母子保健での保健師の仕事について、まとめておこうと思うので、少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです。
仕事の中で気付くこと
仕事をしていて気付かされることって、本当にたくさんあります。
現在私は健康保険組合で働いていますが、
その”健康保険組合(以下、健保)”での私の主な仕事は、
健保加入者のみなさんが、健康に過ごしていけるために健診を受けてもらったり、その結果もとに必要な情報を伝えたり、健康イベントの企画運営をしたりして、長い人生を幸せに過ごせるためのお手伝いすることです。
また、健保によって加入者の年齢層なども異なるので、展開すべき事業も違っていたりします。
もちろん一つの健保の中でも、対象の方や目的をどう設定するか、などによって事業の種類やアプローチの仕方も工夫していかなければなりません。
まして、健診の数値が出ていても自覚症状がない方などは、まだまだ大丈夫だろう、と思っている方も多く、
保健師の大きな目標でもある、”予防”に関する事業に興味を持ってもらうのは、なかなか難しいことです。
でも当然ですよね、、、体の中は見えないし、数値で言われても、普段の生活になんら支障がなければ、実感も湧きにくいし、、、笑
だからこそ、加入者の方には、今、体の中で何が起こっているのか、イメージしやすいように、簡潔に、整理して伝えることが大切です。
でも、もっと大切なのは『対象者の目線に立つ』ということです。
今日は、この『対象者の目線に立つ』ということの大切さに気付かされた業務のお話をしたいと思います。
現在担当している業務の一つに、
健診で検査値が基準を超えてやや危険と判定された方を対象に、
少しでも早い段階で疾病予防に興味を持ってもらい、定期的な医療機関の受診を促すための文書を作成する、というものがあります。
私は、文章中の文言を減らし、よくある正◯角形式のチャート図を取り入れることで、
対象者の方が自分の健康状態を一目で理解できる文書を作成することにしました。
色々と試行錯誤を繰り返し、先輩方の意見も取り入れつつ、自分なりに、対象者の目線に立って作っているつもりでした。
でも、作成したものを先輩に監修していただいた時、ハッとしました。
作成したチャート図に含まれている項目のうち、こちらで重要な項目なのだと認識してもらうためにも載せた方がいいと思い、あまり深く考えずに載せていたものがありました。
するとその項目について、先輩から、
「この文書は、対象の方がこの項目の数値が悪いと分かった時に、対象の方が抱くであろう不安を充分に解消できる内容になっているか?」
と聞かれたのです。
確かに、他の項目では、関連するパンフレットを同封するなどの対応をとっていましたが、
その項目については、現時点でそういったものの用意はなく、結果的に、ただただその項目に対する不安をあおるだけの文書になっていました。
当然、チャート図作成の段階で、気付くチャンスはたくさんあったと思いますが、
とにかくパソコンに疎い私にとって、いつの間にか、チャート図を完成させる、という事が目的になってしまっていたように思いました。
対象者の目線に立つ、ということを何よりも大切にしたいと思っていたはずなのに、
無意識のうちにふと、目的がすり替わってしまうことがある、その危うさを実感しました。
保健師歴の長い先輩方の言葉は、いつも、私に当たり前かも知れないけれど、保健師としての前に人として忘れてはならない一番大切なことを、教えてくれます。
保健師という仕事を通じて、これからももっと色んなことを学び、成長していきたい、日々そう感じています。
明日からまた、一歩、一歩、成長できるように頑張ろう!と思います(^^)
大好きな絵
私の大好きな画家さんの一人である、ノーマンロックウェルの美術館に行ってきました♫
美術館の近くには、とってものどかな田舎町で、空気が澄んでいて、まるでおとぎ話に出てくるような小さな町があります。
美術館には、その小さな町の絵も展示されていましたが、長い時間街並みが変わっていないということにとても驚きました。
ロックウェルの描く、人々の生き生きとした、感情豊かな表情や、生活感あふれる絵は、温かみがあって、見ていてとても穏やかな気持ちになります。
美術館にいる時間が、本当に幸せで、あっという間でした(o^^o)
展示されている作品の、今まで気づかなかった絵に込められた想いや意図を知れたのも、とっても楽しかったです✨
人々の息づかいが感じられて、時折社会的な背景もにおわせるような、それでいて敷居が高くなくて親しみやすい絵が、ロックウェルの人々を愛おしく見る目を写しているような気がして、勝手に色々な妄想が広がりました笑
少し中心地からは離れていますが、ロックウェル好きな方にはぜひおすすめしたい素敵な場所です😊
それから、近くのコンサート会場(小澤征爾さんの名前がついた会場もありました!)では、夏ごろに様々なイベントも開催されるようなので、音楽好きな方にも好評なんだそうです🎶
ちなみに、芝生で本格的なクラシックを聴ける席もあるとのことで、そちらも気になってしょうがなかったです!笑
今日のお話は、保健師の話と関係ないと思われるかもしれないですが、個人的には、人との距離が近い(と勝手に思っている笑)という点で、なんとなく共通点があるような気がしました…(*˙˘˙*)
尊敬
保健師の先輩方をみていると、本当にすごいなぁ、と思います。
相手の立場に立って考える、ということが、仕事の面だけでなく、
私生活からも実践できていて、私のようなまだまだ未熟な保健師に対しても、各々の目線で指導をしてくださるので、
おかげさまですくすくと成長することが出来ています笑
とても大切なことだと分かっていても、実践しようとすると難しいことって、沢山ありますよね😅
保健師をしていると、
分かっていてもモチベーションが続かない、
大事だと思うけど今はそれどころじゃない、
という言葉をよく耳にします。
優先順位は人によってみんな違うし、その気持ちも良くわかるので、
そうですよね〜…と一緒になって考え込んでしまうこともしばしば…(・・;)
それは私がまだまだ保健師として未熟だということなのかもしれません…(・・;)
先日、建築家として大活躍されている、豊田啓介さんという方のお話を聞きに行ってきました✨
建築家でありながら、建築にとどまることなく、様々な分野とのコラボや融合という視点から、新たな世界を切り開かれている様子が、眩しいくらいに輝いて見えました。
斬新なアイデアは、失敗の積み重ねなしには生まれない。
豊田さんほどの才能がありながら、さらにその地道な努力を積み上げられている。
人の可能性って、本当に無限なんだなぁと、心を打たれました。
今まで自分が全く知らなかった世界を、壁の隙間からチラッと垣間見て、ここはどんな世界なのだろう?と、新しい出会いに胸が高鳴るような、不思議な気持ちにもなりました。
保健師に通ずるところはそれほど多くはないかもしれないけれど、スケールも違うかも知れないけど、それでも、保健師の世界にもワクワクするような、新しい風を巻き起こせらたら、、、。
保健師が、世の中が今よりもっと幸せになるための、一助になれたらいいなぁ、
と思うので、引き続き、保健師の基礎を学びながら、模索し続けます。🌱
新たな出会い✨
今日、また新たに、保健師認知度向上に興味あるよ!と言ってくださる方にお会いしました😊
やっぱりまたまたとても素敵な方で、これから実現していく夢について話しあえて幸せ(*˙˘˙*)
保健師がもっと幅広い層で身近なものになったら絶対良いと思うーーーー!
という気持ちがより一層強くなりました。
私にとって、母子保健はやっぱり特別で、魅力的!!
たぶん一生離れられない気がする笑
もちろん、保健師の魅力は母子だけじゃなくて、本当に語り尽くせないんだけれど、特に母子は気になってしまう笑
私ももっと、実際に発信して行かないとだなー、と感じたので、近々このブログについても良い発信方法を考えていきたいと思います。
ということで、近々、保健師として働く中で感じる素敵な瞬間を、ひとつひとつご紹介していきたいと思います!